終値について
外国為替市場における終値は、東京市場は夕方5時のレート、ニューヨーク市場はニューヨーク時間の夕方5時のレートを指す。(⇔始値) 外国為替証拠金取引の最後についた値段。引け値があればその値段、引け値がなければザラ場で最後についた値段。 始値、高値、安値、終値を四本値または足という。 株式市場において、目的の株式に対して直近に約定があった値段のこと。一方的に売りまたは買いの注文が多く、約定に至らない値段のことを気配値(けはいね)という。 資産運用に、一日の最初に取引された株価は始値(はじめね、opening price)、最後に取引された株価は終値(おわりね、closing price)といい、立会時間中で最も高い株価を高値(たかね、high price)、最も安い株価を安値(やすね、low price)と呼ぶ。これらの四つの値を合わせて四本値(よんほんね)と呼び、一日の株価の変動を見るための重要な値とみなされている。また、証券取引所内で売買取引をする際の株価を呼び値とも表現する。 株価は市場の原理に従って変動するが、あまりにも急速な変動は投資家が不測の損害を被ると考えられ、一日に変動できる株価は一定の範囲に制限されている。この制限が値幅制限で、株価が値幅制限の限界まで急騰・暴落することをそれぞれストップ高・ストップ安という(ただし、株式が上場された初日において、始値が決定されるまでの間には値幅制限がない)。また、株価の変動は、時々の株価によって決まる呼び値単位を最小単位として変動する。 日本の株式市場における株価の決定方式は、大きく二つに分けることができる。一つはオークション方式といい、売買当事者が希望する価格と数量を証券取引所に告げることにより、証券取引所側で約定を行うもので、日本では一般に使用されている決定方式である。もう一つはマーケットメイク方式といい、マーケットメイカーとなった証券会社が、確実に成立する気配値を出して売り方と買い方を募るもので、日本ではごく一部の銘柄において採用されている方式である。 投資信託を把握するために作成する図のことを罫線表(チャート)と呼び、その主なものとしてはローソク足や一目均衡表などが挙げられる。また、個別の銘柄の株価ではなく、特定の市場全体の動向を把握するために複数の株価を元に算出した値が株価指数であり、東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価、毎日新聞による日本株30などが有名である。 株価などの相場の値動きを時系列に沿って図表として表す手法の一つである。単位期間を定め、単位期間中に初めに付いた値段を始値、最後に付いた値段を終値、最も高い値段を高値、最も安い値段を安値とし、この四種の値段(四本値)をローソクと呼ばれる一本の棒状の図形に作図し、時系列に沿って並べてグラフとしたものである。 ローソクには、始値よりも終値が高い陽線(ようせん)と、始値よりも終値が安い陰線(いんせん)の2種類がある。古くは陽線が赤、陰線が黒で書き表されていた事、値段が上ると明るい印象があり、下がると暗い印象がある事、相場の動きを陰陽道に絡めて考えた事などから陽線・陰線の名が付いている。相場に関する印刷物が刊行されるようになった際、コストの高いカラー印刷を嫌って陽線を白抜きの四角形、陰線を黒く塗りつぶした四角形で表示する様に変化し、現在では黒と白で表示するのが暗黙の了解となっている。 図のように、始値と終値をローソク足の本体で、期間中の安値と高値はそこから伸びるヒゲで表現する。 ローソク一つあたりの期間が一日の場合は日足(ひあし)、一週間の場合は週足(しゅうあし)、一月の場合は月足(つきあし)、一年の場合は年足(ねんあし)と呼ぶ。 ローソク足は江戸時代に出羽国の本間宗久が発案し、大阪・堂島の米取引で使われたという伝説が広く知られている。しかし、宗久が記したとされている著作に矛盾点や時代考証的に疑念を持たざるを得ない点が多々あるため、宗久が発案者という説には疑問がもたれている。今では日本国内だけでなく、海外でも用いられる。 ローソク足は一般に移動平均線と一緒に描かれることが多い。またローソク足の下に出来高を表示することが多い。 都新聞(現在の東京新聞)兜町担当記者であった一目山人(いちもくさんじん)こと細田悟一によって、1936年に考案されたテクニカル指標。 一目均衡表は基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンから構成される。2本の先行スパンに囲まれた部分は雲と呼ばれる。時間を重視し相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動くとの考えに基づき作られた。 一目山人みずから手がけた解説本は全七巻にも及び、身につけば非常に有用とされる一方、時間論・波動論・値幅観測論などを総合的に判断する必要があるため、習得までの難度は極めて高い。また、一部の巻が絶版になっているため、すべてを正しく把握できている者は極少数である。 株価チャートの複雑さに対し、 直近の売買価格帯の中心点(転換線、基準線) 過去との価格比較(遅行スパン) 未来における、株保持者の購入価格帯層(先行スパン1, 2、 雲) を補助線として示し、現在の売買価格と補助線を比較することで、価格と時間を軸として、まさに一目で均衡状態を把握できるようにした点が画期的である。 一目均衡表は、次の5つの補助線及び日々のローソク足で構成される。 転換線=(過去9日間の高値+安値)÷2 基準線=(過去26日間の高値+安値)÷2 先行スパン1={(転換値+基準値)÷2}を26日先にずらしたもの 先行スパン2={(過去52日間の高値+安値)÷2}を26日先にずらしたもの 遅行スパン=(本日の終値)を26日前にずらしたもの 一目均衡表は株価の騰落よりも時間を重視したテクニカル指標であり、時間論により導かれる変化日での変化の仕方が相場の行方を占うものとして重要視されている。ここで言う”変化”日を”転換”日と言わないのは、その日に相場が転換するだけではなく、加速や延長をする場合もあるためである。時間論には以下の二種類がある。 これらの数値を相場の天井や底、或いは上昇・下降相場の途中の高値・安値を起点として数える。 また、一定の値段を相場水準と仮定して、その値段を初めてつけた日からの基本数値での現れ方を見る時にも使う。 その場合、起点の日から数えて基本数値の日において同じ値段あるいは高値、安値をつけやすい。 基本数値を導き出す明確な法則はなく数も多いため、同じチャートにおいても複数の解釈ができ、時間論の難しさ、複雑さの要因となっている。 なお、2本の先行スパンの交差する日を変化日として扱う事については、原著において均衡表各線の交差する日は特に重要と書かれているため、間違いとは言えないものの、上で述べたような基本数値や対等数値で変化日を導き出す方法が本来のやり方であることに注意するべきである。(雲と株価 参照) 一目均衡表の波動論には以下のような波動がある。(全て上昇相場について。下降相場であれば逆。) I波動 上げ一本の相場。 V波動 上げて・下げる相場。 N波動 上げて・下げて・上げる相場。 P波動 時間の経過と共に高値は切り下がり、安値は切り上がる相場。いずれどちらかに離れる。 Y波動 時間の経過と共に高値は切り上がり、安値は切り下がる相場。いずれどちらかに離れる。 S波動 下げた相場が以前の高値の水準にて反発、上昇をする相場。 以上の6種類があるが、一目均衡表での基本は3波動のN波動である。エリオット波動理論などでは5波動が基本とされているが、5波動は3波動Nが2つ連なったものであり、7波動であれば3つ、9波動であれば4つ、とどんなに相場が続いてもN波動を基本とする。また、P波動やY波動もいずれどちらかに離れるため、大きな目で見ればN波動としてみることができる。